風邪をひきやすい、なんとなく元気が出ない、肌の調子がイマイチ…。
そんな不調、もしかしたら「亜鉛」が足りていないせいかもしれません。
実は亜鉛は、免疫力アップや肌の健康、子どもの成長にまで関わる、大切なミネラル。
でも、「なんとなく大事そうだけど、よく知らない…」という人も多いのでは?
この記事では、亜鉛のはたらき・どんな食べ物に多いか・足りないとどうなるかなど、やさしく解説します。
🥄 亜鉛ってなに?
亜鉛(あえん)は、体にとって大切な栄養です。
体の中のすべての細胞にあって、次のようなことを助けています。
- ウイルスや細菌(ばい菌)から体を守る
- 傷が早く治るようにする
- お肌をすこやかに保つ
- 子どもの成長を助ける
- 味やにおいを感じる力を保つ
🍽️ 亜鉛を多くふくむ食べもの
いろんな食べものに、亜鉛はふくまれています!
- 牡蠣(かき)← 一番多い
- 赤い肉(牛や豚)、鶏肉、カニ、エビ
- 豆、ナッツ、全粒パンやシリアル
- チーズや牛乳などの乳製品
もちろんサプリメントから摂ることもできます!
🧑⚕️ 足りなくなりやすい人
つぎの人は、亜鉛が足りなくなることがあります。
- 胃や腸の病気がある人
- ベジタリアンの方
- 母乳だけで育っている赤ちゃん(生後6か月以降)
- お酒をよく飲む人
- 特別な病気(鎌状赤血球症)の人
🌀 亜鉛が足りないとどうなる?
- 成長が遅くなる
- 食欲がなくなる
- 味がわからなくなる
- 髪がぬける
- けがや病気が治りにくくなる
こういったときは、お医者さんに相談しましょう!
💪 どんなときに役立つの?
- 体をウイルスから守る
- 傷をはやく治す
- 子どもの下痢に効くことがある
そのほかにも風邪の回復を早めたり、高齢者の目の病気を進みにくくすることがあります!
⚠️ 摂りすぎはダメ
たくさん取りすぎると、体に悪いことも起こります。
- 吐き気や下痢、頭が痛くなる
- 免疫(体を守る力)が弱くなることも
💊 お薬との組み合わせに注意!
亜鉛は、一部のお薬と一緒に飲むと効果が下がることがあります。
例:
- 風邪や感染症のお薬(抗生物質)
- 関節の病気のお薬(リウマチ治療薬)
- 利尿剤(おしっこを出すお薬)
上に書いてあるようなお薬を飲むときは、時間を空けてから亜鉛を摂るようにしましょう!
✨ まとめ
亜鉛は、ウイルスから体を守ったり、傷の治りを早めたりと、大切な働きをしてくれる栄養です。
ふだんの食事からしっかりとるのがいちばんですが、食べものだけで足りないときは、サプリメントで補うこともできます。
でも、取りすぎると体に悪いこともあるので、サプリを使うときは表示の量を守りましょう。
また、飲んでいるお薬によっては、亜鉛と一緒にとると効き目が弱くなることもあります。
気になることがあるときは、お医者さんや薬剤師さんに相談すしましょう!
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