「最近なんだか眠りが浅いかも…」そんなふうに感じること、誰にでもあるものです。
夜、なかなか寝つけなかったり、途中で目が覚めてしまったり、朝早く起きてしまったり…。
一時的なことも多いですが、続くと少しつらく感じることもありますよね。
でも大丈夫。
そういうときこそ、少し立ち止まって自分の「眠り」と向き合ってみるチャンスかもしれません。
今回は、「不眠症(ふみんしょう)」についてやさしくご紹介します。
眠りのタイプや原因、日々の暮らしの中でできるケア方法など、ホッとできるヒントをお届けします。
🌙不眠症(ふみんしょう)ってどんな病気?
「不眠症」とは、眠ろうとしても眠れないことで、日中に疲れやだるさ・集中力の低下などが出てしまう状態のことを言います。
具体的にはこんな症状があります:
- 入眠障害(にゅうみんしょうがい):寝つきが悪く、布団に入ってもなかなか眠れない
- 中途覚醒(ちゅうとかくせい):夜中に何度も目が覚める
- 早朝覚醒(そうちょうかくせい):朝早く目が覚めて、それ以上眠れない
不眠症には「一時的なもの(短期不眠症(たんきふみんしょう))」と「長く続くもの(慢性不眠症(まんせいふみんしょう))」があります。
眠れない状態が 週に3回以上・3ヶ月以上続いている場合は、慢性不眠症と診断されることもあります。
🧠どうして眠れないの?~不眠の原因あれこれ~
不眠の原因はひとつではありません。例えばこんなものがあります:
原因 | 具体例 |
---|---|
ストレス | 仕事・人間関係・家庭の悩みなど |
こころの病気 | うつ病・不安障害(ふあんしょうがい)など |
体の病気 | 痛み・かゆみ・頻尿(ひんにょう)などで眠れない |
生活習慣 | 夜更かし、カフェイン・アルコールの取りすぎ |
環境 | 枕が合わない、音や光が気になるなど |
「眠れないのは自分のせいだ…」と考え込まずに、まずは 原因を見つけることが大切です。
🛏眠れるようになるための7つのコツ
眠れない夜が続くと、ますます「今日も眠れなかったらどうしよう」と不安になりますよね。
そんなときは、日常生活の中でできる対策をぜひ試してみてください。
1. 就寝・起床時間を毎日そろえる
→ 体内時計を整えるためには「起きる時間」を固定するのがポイント!
2. 睡眠時間にこだわらない
→ 「最近は○時間しか寝れていない」「△時間は寝なきゃ」と思うほど、緊張して眠れなくなります。眠くなるまで起きていてもOK!
3. 朝の光を浴びる
→ 朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光をしっかり浴びましょう。体内時計がリセットされます。
4. 軽い運動を習慣に
→ ウォーキングなどの軽い有酸素運動(ゆうさんそうんどう)は、ほどよい疲れで寝つきをよくしてくれます。
5. 自分だけのリラックス法を見つける
→ 音楽・読書・アロマなど、あなたの心がほっとできる時間をつくりましょう。
6. 寝る前はリラックスタイム
→ ぬるめのお風呂やストレッチなどで心と体をゆるめるのがおすすめです。
7. 寝酒(ねざけ)はNG!
→ 一時的に寝つきが良くなっても、浅い眠りになって逆効果。お酒はリラックスの範囲で。
🌀「不眠恐怖」の悪循環(あくじゅんかん)に気をつけて!
眠れない日が続くと、「また今日も眠れなかったらどうしよう」と夜が怖くなってしまうことも。
この“不眠への恐怖”が、不眠をさらに悪化させるという悪いサイクルに陥ってしまうのです。
眠れないときは、「眠くなったら寝よう」「今は休んでいるだけでOK」と、少し気持ちをゆるめることが大切です。
🩺困ったら一人で悩まず、医師に相談を!
市販の睡眠薬で何とかしようとする前に、まずはかかりつけの医師に相談してみましょう。
最近の睡眠薬は安全性も高く、医師の指導のもとで使えば心配ありません。
また、薬だけでなく生活改善のアドバイスも受けられます。
「相談するだけでも気が楽になった」という方も多いですよ。
🌟まとめ:不眠症は“特別な病気”じゃない
不眠症は誰にでも起こりうる「よくある病気」です。
でも、放っておくと心や体に大きな影響が出ることもあります。
大切なのは、「眠れない自分を責めないこと」、そして「ちゃんと相談すること」。
「眠れない夜」に、少しでも安心して過ごせるようになりますように。
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