以前に紹介したサプリメントの話を少しだけ掘り下げてみました!
サプリメントについてはこちらの記事を参考にしてください。
サプリメントについては何となくわかったけど、「本当に効果があるの?」「安全なの?」と疑問に思ったことはありませんか?
この記事では、サプリメントの効果や安全性などをやさしく解説します。
サプリメントとの上手な付き合い方を一緒に考えてみましょう。
記事のポイント👀
この記事のポイントは以下の3つ!
① サプリメントには効果があるものとないものがある
② サプリメントにもリスクがある
③ サプリメントは「天然=安全」ではない
サプリメントってなに?
サプリメントとは、ビタミンやミネラル、ハーブ、アミノ酸などの栄養成分を含んだ、食事を補う目的の健康補助食品です。
錠剤やカプセル、粉末、液体の形で口から摂取します。
「ボタニカル」とも呼ばれる植物由来のサプリメントも含まれます。
効果はあるの?実は…ピンキリ!
サプリメントによって、効果が証明されているものもあれば、そうでないものもあります。
たとえば、
- メラトニンは時差ボケの改善に有効とされています。
- 一方で、イチョウ葉は認知症への効果はほとんどないとされています。
また、研究で使われた製品と、実際に店頭で売られているサプリメントは、内容が違うことも。
つまり、同じ名前でも「効果がある」とは限らないのです。
さらに、多くの研究では、マルチビタミンを飲んでも寿命や病気のリスクにはあまり影響しないとされています。
少しがっかりするかもしれませんが、これは知っておいて損はないポイントですね。
安全性は?「天然だから安心」ではない!
「サプリメントって薬じゃないし、体に優しいんでしょ?」と思うかもしれませんが、注意が必要です。
- 基本的には安全とされているものもありますが…
- 持病(じびょう)がある方や手術予定がある方は、薬との相互作用がある可能性もあります。
- 妊婦さんや授乳中の方、子どもに対するサプリメントの効果や安全性は、まだよくわかっていないことも多いんです。
特に、減量(げんりょう)や筋力(きんりょく)アップ、精力増強(せいりょくぞうきょう)をうたった製品の中には、表示されていない成分や、認可されていない薬が入っていることも!
これは健康被害につながる危険もあるので、くれぐれもご注意を。
規制や表示ってどうなってるの?
日本では、サプリメントは医薬品ほど厳しくは規制されていません。
製造業者が品質を管理する責任がありますが、安全性のチェックは製品が市場に出たあとに行われることが多いのです。
さらに、「〇〇に効果がある」といった病気に関する主張(ヘルスクレーム)をするには、科学的な根拠が必要。
でも、よくある「〇〇をサポート」や「健康を保つ」といった表示(構造/機能表示)は、科学的な裏付けが弱いものも多く、注意が必要です。
体調を守るためにできること
- サプリメントを飲む前に、医師や薬剤師に相談しましょう。特に手術前、妊娠中、授乳中、持病がある方は要注意。
- ラベルの表示をよく読み、用法・用量を守ること。
- 「天然」「オーガニック」と書かれていても、必ずしも安全ではありません。
- 副作用が出た場合は、すぐに使用を中止し、医療機関に相談を!
まとめ
サプリメントは、健康づくりの一つの選択肢ではありますが、魔法のような効果があるわけではありません。
時には体に悪影響を及ぼすこともあります。
だからこそ、「情報をきちんと知って、正しく選ぶ」ことが大切です。
気になることがあったら、迷わず医療機関に相談してくださいね。
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