葉酸(ようさん)は、健康な体を保つのにとっても大切なビタミンBの一種です。
特に妊娠を考えている女性には欠かせない栄養素。
でも、どんな働きがあるの?どんな食べ物に入っているの?サプリは必要?
この記事では、葉酸についてやさしくわかりやすく解説します!
🌱 葉酸とは?
葉酸塩はビタミンBの仲間で、私たちの体の中で「DNAをつくる」「細胞を増やす」といった大切な働きをしています。
特に成長期の子どもや妊娠中の女性にとって、なくてはならない栄養素です。
🍽 どんな食品に含まれているの?
葉酸は以下の食品に多く含まれています!
- 🥦 緑の野菜(ほうれん草、アスパラガス、芽キャベツなど)
- 🍊 果物やジュース(オレンジ、オレンジジュース)
- 🥜 ナッツや豆(ピーナッツ、赤インゲン豆など)
- 🍞 パンやシリアル、パスタなどの穀物製品
※レバーにも豊富に含まれますが、コレステロールが多いので食べすぎに注意しましょう!
💊 サプリは必要?
妊娠の可能性がある女性は、食事だけでなくサプリメントからも毎日400μg(マイクログラム)の葉酸をとることがすすめられています。
マルチビタミンや妊婦用サプリで補うのが一般的です。
🚨足りないとどうなるの?
葉酸が不足すると、次のような問題が起こることがあります:
- 巨大赤芽球性貧血(疲れやすさ、めまい、息切れなど)
- 舌や口の痛み、肌や髪の変化
- 妊娠中の女性では、赤ちゃんの神経管欠損や早産のリスクが上がることも
🧠 健康へのさまざまな効果
多くの研究が行われており、その中には以下のような報告もあります。
- 赤ちゃんの神経管欠損を防ぐ
- 一部のがんや心疾患、脳卒中のリスクを下げる可能性
- うつ病や認知症との関連も研究されています
※ただし、効果には個人差があり、今後の研究が必要なものもあります。
🚫 サプリメントのとりすぎに注意!
サプリや強化食品に入っている葉酸は、とりすぎると体に悪いことがあるので気をつけましょう。
- ビタミンB12の不足に気づけなくなることがあります。
葉酸をたくさんとると、貧血(ひんけつ)の症状はよくなるけど、神経の病気はかくれてしまうことが…。そのままだと、脳や神経にずっとのこる障害が出ることもあります。 - がんの進行が早くなることも
とくにおなかのがん(けっちょうがん・ちょくちょうがん)などは、葉酸をとりすぎると、進行が早まるかもしれないと言われています。
💊 薬との相互作用にも注意
葉酸サプリメントは、一部のおくすりと相性がよくないことがあります。
飲み合わせによっては、おくすりやサプリの効果が弱くなったり、体に必要な葉酸が減ってしまうことも。
- 腸の病気の薬(サラゾスルファピリジンなど)
葉酸の吸収がわるくなってしまうことがあります。 - がんの治療薬(メトトレキサートなど)
葉酸をとると、このおくすりの効きめが弱くなることがあります。 - てんかんの薬(フェニトイン、カルバマゼピン、バルプロ酸など)
これらのおくすりを飲んでいると、体の中の葉酸が減りやすくなることがあります。
また、葉酸サプリをとると、おくすりの効きめも弱まるかもしれません。
🥗 まとめ
葉酸はビタミンBの一種で、細胞の成長や赤ちゃんの健康にとても大切です。
緑の野菜や果物、豆、強化食品に多く含まれます。
特に妊娠を考えている女性は、毎日サプリで400μgの摂取がすすめられています。
食事とサプリをうまく使って、元気な体をつくりましょう!
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